袴姿で小学校卒業式

はじめに

近年、袴姿で卒業式に参加したいとお考えの保護者やお子さまが、大学生や短大生だけでなく小学生でも男女を問わず増えています。女性の袴姿は明治時代、文明開化とともに活動の場が広がった女性の服装として広く定着してきました。袴は着物よりも裾さばきがよく、より活動的な動きに対応できるので、明治、大正、昭和の初期にかけて、女性教諭や女学生の制服として浸透していった歴史があります。また、男性の羽織袴姿は伝統的な正装ですから、最近では男女問わず卒業式にふさわしい服装だと見直されてきているようです。

小学校入学からの長い6年間、その締めくくりとなる卒業式を伝統的な和装で迎えることで、気持ちが引き締まり、より晴れやかな門出を迎えられる事となるでしょう。

小学校の卒業式を袴姿で迎え素敵な思い出を残すために、ぜひこのサイトをお役立てください。

まず、最初にすること!

学校によっては卒業式出席に際して、服装の規定がある場合があります。派手になることを懸念したり、着慣れないためにケガなどのトラブルを起こしやすい、などの理由が挙げられるようです。卒業式の服装を決める際には、あらかじめ学校に服装の規定を確認しておきましょう。

購入派?それともレンタル派?

ライフスタイルによって違いがありますので、どちらがよいということはありません。いずれも12月~1月頃に検討される方が多いです。人気の色柄から購入、レンタル予約されてしまいます。 購入派もレンタル派もなるべく早いうちに探し始めることをおすすめします。なかには年度始めや夏頃から検討される方もいらっしゃるようです。「こんな柄」「こんな色味の」と、具体的なイメージをお持ちの場合は、お店の方に気軽に相談してアドバイスを受けましょう。

袴の選び方

サイズ

「好きな色や人気の色は早い時期に」とはいっても、成長期であるお子さまのサイズが気になるところです。袴は身長に応じたサイズのものを選ぶのが、美しく着こなすポイントですので、成長の幅を考慮して選びましょう。
袴に合わせる履物はブーツか、草履かで袴の丈を変えますが、若干の丈の調整は着付けの際に対応できます。
着物は洋服と違って対応サイズの幅が大きいので袴ほど気になりませんが、袴同様、成長を考慮して選びましょう。
不安な場合はお店の方に相談しましょう。

落ち着いた色や、卒業式にふさわしいと思う色味を選びましょう。

色の選び方

今年の人気の色は着物は水色、袴は紫です。洋服とは違う柄や色使いが、華やかで若々しいですね。渋い色みの袴と合わせれば、落ち着いた雰囲気になります。
卒業式に出席する服装であることを忘れずに、個性が光るチョイスをしたいものです。

男子の袴

羽織袴の一揃いになっています。伝統的な正装ですので、派手な色みをチョイスしないで、落ち着いたものを選びましょう。